全国的に木材がない。価格高騰。

プレカット業者は、受注停止、見積もりは時価という事態。

安く、強度の強い外材に頼ってきた日本の住宅業界がしっぺ返しのように打撃を食らってます。日本には、杉や桧、松などが多くあります。しかし、実態は今まで国産材や県産材の木材のみで建てられた家は、ほんの数パーセントです。これでは、林業は、成り立たず山林の手入れ、間伐などは、国の補助で動いてきました。職人の高齢化、後継者はなく、若者も働きたくない場所で衰退傾向を辿ってきました。そこに外材がないから、国産材、県産材にいきなりシフトすると言われても林業、製材所がすぐに対応できるはずはありません。

弊社としても県産材のみで家づくりをしたいと数年前から考えました。福島県という地域性もあり、耐震等級3を確保するには時には米松材、集成材という材も使用しなくてはなりません。全ては、無理かもしれませんができる限り外材に頼るのは、やめようと考えております。

もう一つ、実行したいことがあります。

「自然乾燥材の利用です。」

現在流通している材木には、AD材(自然乾燥材)、KD(機械乾燥材)、グリーン材(乾燥がいまいち)などありますが、住宅を建てる際はKD材を使用することが多いです。理由は、狂いが少なく、表面的な割れがなく、強度が安定しているからです。実際低温で、機械的に乾燥された材は、表面割れがないのですが、内部割れが多くあります。香りも色艶も、自然乾燥には劣ります。木は木らしく自然に乾燥した状態がまさに自然体で私は好きです。AD材としては扱われるには、製材してから2~3年乾燥させ、含水率を20%以下になったら使用できるので時間はかかります。弊社だけ自然乾燥材の普及は、難しいですが県や協同組合、仲間の製材所、材木屋さんとネットワークを生かして行こうと考えております。

タカモク 高梨