焼杉の家へ

2023.08.07

猪苗代の焼杉の家へお伺いしました。
外気温は32°、室温は24°と8畳用のエアコン一台で快適でした。
約一年経過した、焼杉の状態はというと

炭化部分が一部落ちているところがありましたが、全体として99%炭化は落ちてませんでした。
板厚が2㎝もありますので、耐久性はかなりのものでしょう。焼杉の良い所をおさらいすると
1,防水性:炭化層が水を弾きます。
2,防蟻性:蟻は炭を食べません。
3,防火性:炭化層が断熱材代わりになり、燃えにくくなります。
見た目もかっこいいですね。
「炭化層が落ちてしまったら、大丈夫?」という質問もありますが、そもそも杉自体を無塗装で張っても、数十年持ちます。
古い建物や蔵でも、現存している杉板はいくらでもあります。杉板は、メンテナンス性が特段によく低価格での張替えが可能な素材です。個人的には、杉板の無塗装と焼杉が一番いいと思ってます。

タカモク 高梨