コロナ禍なってからというもの、オンラインでのセミナーや勉強会が増え遠くの人でも簡単に顔を見ながら学ぶ機会が増えました。少なく共週に1度は、ZOOM等での勉強会に参加しております。
先日は、住宅デザイン学校に参加して伊礼智先生と家具作家で有名な小泉誠さんのお話を聞きました。
伊礼先生の話は、何度も聞いていますが毎回発見があり、とても刺激を受けます。以前も私は、ブログ内でタカモクが造る家は、「住宅であり、建築でありたい」と書いたことがあります。具体的に何をすれば建築になるとかではなく、やはり感覚的な事が大事と言うこと。見た瞬間、暮している一瞬一瞬に心躍る空間を意識すること。なんか腑に落ちた気がしました。伊礼先生の言葉を胸に自分らしいものさしを磨き続けようと思いました。
続いては、小泉誠さん。
いつか小泉さんデザインの椅子を買おうと決めていたので、お話がとても楽しみでした。物づくりの途中が大事な話や事をしないとダメな話など為になる話ばかり。そのなかでもでデザインについては、改めて考えさせられました。
誰の為にデザインするのか?社会の為、施主の為、自分の為、製造者の為?
アンケートを取ったのですが、工務店、設計事務所などで考え方はまちまちでした。ちなみに私は複数回答OKなので
社会の為:地域にあったデザイン、街並みの形成
施主の為:永く住んでいても飽きない
自分の為:自分が良いと思わないものは造らない
以上の理由から3つを選択させていただきました。ちなみに伊礼先生は全部でした(笑)!
もう一つデザインの話。デザインには3種類あるようで、
1.有名になりたいデザイン
2.すぐ売れるデザイン
3.じっくり売れるデザイン
これを見たとき、弊社は3だな!と思いました。
じっくり売れるデザインという物は、椅子にしろ、住宅にしろ、長く愛されるべくできた形であり、愛着が湧き、大事にされ、代々と受け継がれていくもの。というイメージが直感的に頭の中に湧きました。
今週は、中村好文さんのお話が聞けるので楽しみです。
タカモク 高梨