スケッチ

2020.04.01

近年心がけでいることがあります。
目を養い、手を練る。 宮脇 檀
私にとっては、何度もブログに登場している伊礼智先生から教えられた言葉です。
プランを作るときは、外観や内観を同時に考えながら手を動かします。
こんな外観、こんなリビングダイニングいいかなとスケッチを描きます。決して人に見せれるような物ではありませんが、何度も何度も書きます。プラン→スケッチの作業を繰り返し行うことでより居心地よい空間へと近づいていくと感じております。
スケッチを描くうえで必要な事は、経験だと思います。経験と言ってもスケッチの経験ではなく、その場に行き体感すること。
もちろん良い建築を見ることも大事ですが、映画、レストランなどいろんな場所での体験が住宅を作るヒントになると感じます。
住宅は帰るところですので、奇抜デザインなどは必要なく、いままでの積み重ねで出来ていると思うのです。
私にとってスケッチは、そんな経験をアウトプットするツールの一つなのです。最近は、iPadで書くことが多くなりましたが
久しぶりに鉛筆を走らせるとその感覚が好きでしばらく鉛筆に戻ってしまいます。

タカモク 高梨